ゆる・プチ断食(ファスティング)が痩せるための方法としてオススメなわけ
当ブログではダイエットしないで痩せるには腸内細菌のヤセ菌を増やすことと、酵素断食が効果的であるということについて述べていますが、今回はゆる・プチ断食(ファスティング)が痩せるための方法としてオススメなわけについて書いていきたいと思います。
日頃の生活に「断食(ファスティング)」を採り入れることは、痩せ菌を増やすダイエットに効果的であることは以前の記事に書きました。
このことに関して『ダイエットの科学』の著者であるティム・スペクター氏は、「アメリカン・ガット・プロジェクトと、ブリティッシュ・ガット・プロジェクトのために私たちが実施した予備研究では、細菌に最も有益な変化が見られたのは断食をおこなったグループであり、腸内細菌の多様性が大幅に向上していた」と述べており、間欠的断食法が腸内細菌の多様性を増すことを示唆しています。
また、断食(ファスティング)は健康維持やアンチエイジング、デトックスなどにも高い効果を発揮してくれると考えられます。
しかし普段の生活において、毎日3食きっちりと食べることが常識だと思っている方ほど、断食を始めるのには不安が伴うと思います。
そのため「断食」が身体に良いということは知っているけれど、つい「断食」という言葉を敬遠してしまうという方にオススメしたいのは、「プチ断食」「ゆる断食」と呼ばれる、完全に食べることを断つのではないファスティングの方法です。
週2日ゆる断食ダイエットはおすすめ
この「プチ断食」「ゆる断食」を実行するうえで参考になるのは『週2日ゆる断食ダイエット』(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー 著)です。
「週2日ゆる断食ダイエット」の方法とは、週に2日、連続させずに断食する日を決め、「1日500または600キロカロリーで食事の間隔をなるべく空ける」というもので、面倒なルールはほとんどありません。
ちなみにこの『週2日ゆる断食ダイエット』の著者のひとりであり、実際にダイエットに成功したミミ・スペンサー氏は、「週2日ゆる断食ダイエット」は、既存のダイエット法とは根本から違うと述べています。
そして、この「週2日ゆる断食ダイエット」の特徴としては、
- 何を食べるかではなく「いつ食べるか」が重要
- 複雑な決まりがない
- 毎日カロリー制限に苦しむ必要がない
- 断食していない日は好きなものを食べることができる
- 長期的な健康も手に入れられる
などが挙げられます。
このように「週2日ゆる断食ダイエット」は自由度が高いのです。
マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 幻冬舎
しかし実際に断食を行うとしても、会食やパーティーがあるためになかなか断食を実行できないという問題が生じてくるかもしれません。
ところが、「週2日ゆる断食ダイエット」では、週に2日、間隔を空けて行うため、会食やパーティーでどうしても何か食べ物を口にしなければならない日があったとしたら、その日は意図的に避け、都合の良い日を断食する日に選べばよいのです。
断食(ファスティング)は自分の身体と相談しながら
ところで、断食はいつ行うか、断食の直後やどうしてもお腹が減った時には何を食べるか、という選択が非常に重要になってきますが、いつ行うか、何を食べるか、といったことは、人それぞれ食べ物の好みや生活リズムが違うため、基本的には自分で決めるものだと思っていただいたほうが良いと思います。
たとえば、断食(ファスティング)について書かれている本の内容の通りに実行したとしても、実際に体調が良くなる方もいれば、その方法が合わずに体調を崩してしまう人もいるのです。
もちろん断食の直後に堰を切ったように食べたいものを食べ過ぎるのは避けたほうがいいですし、断食中にどうしても空腹に耐えきれず、甘いお菓子やスイーツを食べてしまっては、せっかくの断食の効果が薄れてしまいます。
また、日中に仕事で身体を動かすのに、朝食と昼食を抜いて夕食はたらふく食べるよりは、朝食はきちんと摂って昼食だけは抜く、もしくは朝食と昼食はしっかり摂って夕食だけを抜くといったほうが実行しやすいと思います。
そのため、ある程度、断食する際はこうした方が良いというのはありますが、このあたりのことは、自分のからだがどう感じるかがより大切になってきます。
断食はルールに縛られるよりも、自分の身体や体調と相談しながら行ったほうが長続きしやすいのです。
あなたの体は私の体ではありません。そして私の体はあなたの体ではありません。ですから、自分の週2日ゆる断食ダイエットプランは、日々の過ごし方、家族、やるべき仕事、好みといった自分の現在の姿を考えたうえで、その必要性に応じて自分で立てた方がいいでしょう。(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 p122)
ただ、基本的なこと――週2日は1日500または600キロカロリーで食事の間隔をなるべく空ける――を守ってさえいれば、この断食のさまざまな恩恵を得られるのです。やがてはカロリー計算する手間も減ってくるでしょう。そして、断食日を自分のものにし、どのやり方が自分に合っているかわかるでしょう。(マイケルモズリー、ミミ・スペンサー『週2日ゆる断食ダイエット』荻野哲矢 訳 p123)
以上、ゆる・プチ断食(ファスティング)が痩せるための方法としてオススメなわけについて述べてきましたが、気持ちよく自然にダイエットを成功させるために、まずはぜひ、週に2日程度、出来る範囲で構わないので、「食べない時間」を自分なりに作ってみてください。
また酵素ドリンクを用いながら行う断食(ファスティング)も、痩せ菌を増やすためのダイエットとして非常にオススメです。